日誌 4/29

◆モンスターの方向性について
今回はゲームシステム以外の部分のこだわりを紹介してみます。
蒼神縁起、幻想魔録、玄夢妖譚の3部作では微妙にモンスターの傾向が違うのです。
割とカオスに見えるモンスターもあるコンセプトの元に作られています。

◆蒼神縁起のモンスターコンセプト=ギリシャ神話

ラスボスがゴルゴーン姉妹(=メデューサ)ということもあって敵にはギリシャ神話を多く取り入れています。

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ヒドラ

足があるのは本来は間違いなんですが、超有名な蛇の魔物です。
猛毒を持ち、首は切っても再生する恐ろしい怪物ですがヘラクレスに退治されました。

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ピュートーン

こちらも蛇の魔物です。ゴルゴーン神殿に登場する火水地雷の4属性モンスターを決める際に
地属性として採用しました。
雷属性のゼピュロスもギリシャ神話関連です。

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ヘカトンケイル

50の頭と100の手を持つ巨人。いかにも怪物っぽいですが、ゼウスの味方をしたので]
どっちかというと仲間系の巨人ですね。
アトラス、ティターン、サイクロプスなど巨人族のモンスターはギリシャ神話のが多めです。

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ファランクス

こちらは神話ではなくて、実在の兵士です。
ファランクスは重装歩兵による密集陣形のことでギリシャ周辺の国で多様されました。
本来は陣形の名称ですが、転じてファランクス陣形を組む兵士のことを指す場合もあります。

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スフィンクス

エジプトでは神ですが、ギリシャではただの怪物です。
クイズを出して間違えると食べられてしまいます。

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(番外)プノトン

こんな魔物は神話にいません。
ヘラクレスの栄光というゲームで登場する最弱モンスターです。
全RPGでも最弱の部類で、なんとHPはたったの1! LV1で素手状態でも倒せてしまいます。

◆幻想魔録のモンスターコンセプト=中東

ラスボスでもあるアンラ=メーノーグのモデルはゾロアスター教の悪魔「アンラ・マンユ」です。
アンラは中東一体を支配する悪魔みたいなものですね。
なので、多数の中東の魔物が終盤のダンジョンではあふれかえっています。

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ティアマト

メソポタミア神話最大の敵。原始の創造神だが、新しい世代の神マルデュークらに討たれてしまいます。
多数の魔物を産んだので多くのモンスターがこのティアマトの部下という事になります。
同じドラゴン族のムシュフシュなどがその代表例です。
ギリシャ神話のテューポーンも多くの神・魔物の父です。

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マラーイカ

キリスト圏ではなく、イスラム圏の天使です。
中東なのであまり見かけない天使も混ざっているわけです。

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ジン

中東では外せない魔物の一つでしょう。
ランプの精霊などで有名ですが、中東では非常に多数のジンがいるようです。
日本の妖怪、西洋の精霊のようなもので、中東では幅広く逸話が伝わっています。

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くちなわの女王

千夜一夜物語に登場する蛇女です。
服装がなんとなく中東っぽいですが、胸はこれでいいのか!?

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サラディン

十字軍と戦った中東の英雄です。この人は実在の人物がモチーフです。
アンラや三魔柱はこんな英雄すら味方にしてしまっているわけですね。

と、こんな感じで各作品ごとに特徴あるモンスターを取り入れています。
玄夢妖譚のモンスターまで書くと膨大なので、今回のモンスターコンセプトの紹介はこの辺にしておきます。